ちっこいテスラの進捗
今までテスラコイルというとデカいテスラ (VU200級) ばっかり作ってきたので, ちっこいテスラに結構躓きました。しかし, とりあえずは進捗は生みましたよ。ハイ。
今回, オリジナルテスラコイルリスペクトで, エキストラコイルを使っています。実はこのサイズでエキストラコイルつかってもあまり意味はないので実質飾りなんですけどね^^;
とりあえず今回のテスラコイルでの目標は
・SSTC
・和音演奏に特化した制御周り
・放電距離は求めない
・可能な限りお金をかけない
ってところでした。結果から言うとまぁ満足ってかんじです。
次に自作MIDIインタラプタ。
このMIDIインタラプタは, Arduino Leonardo (ATmega32U4) を使用しており, ケース含めなければ1000円ちょいで作成できます。Windowsデバイスドライバを書き, USB-MIDI変換ケーブルを必要とせずPCと直接つなぐだけでMIDIデバイスとして認識されます。出力はSP/DIFコネクタで光信号を出します。光を使った理由は, コイルとの物理的距離を十分に確保しやすいので装置の暴走を起こしにくくできるからです。このインタラプタはそのうち, オープンソース化する予定です。特徴としては,
・USBケーブルでPCとつなぐだけで使える
・光出力で安全なテスラドライブ
・小さくて扱いやすい
・制作費が安い
・64和音対応
・ピッチベンド, モジュレーション等CC対応
ってところですかね。和音対応に関してはブリッジの負荷を考慮して, ある程度音数が増えると負論理とし, 音が増えても電流が増えないよう工夫をしております。これをする前では20和音あたりでほとんど無変調状態になり, スライダックがうなってしまいました^^;
これは今回のパワー部です。ACDC変換は単純なブリッジダイオードを使った全波整流回路であり, ブリッジはIRFP260を使ったハーフブリッジです。IRFP260は2並列にして電流をある程度流せるようにしています。バスコンデンサはちょっと容量不足な気もしてます。
ブリッジはユニット化したことにより素子の交換がとても楽です。実は今までにミスで3つ破壊してます^^; ヒートシンクはどこからか拾ってきたDCファン月のものです。もともとはマザボにでも付いてたんでしょうか。なかなか冷えてくれるので今のところブリッジが暖かくなったことは無さそうです。
後にデカ2次コイルを置いて遊んでたのですが, IRFP260はやっぱり強いですね。スライダックが大分うなりますが今のところ正常動作中に焼けてません。
なかなか簡素にまとまったと思います。
今回は初めCTを使った電流フィードバックをしてましたが, ちっこいテスラコイルのせいか入力電圧が10Vとかになるとまともにフィードバックかからなくなってしまうので, 電圧フィードバックに変更しました。波形の質はともかくはっきりと取れてます。
だいぶ伸びた
— Hkat (@igbtbreaker) February 8, 2019
40V
スライダックが唸る(^_^;) pic.twitter.com/kSze99jEfC
40VAC入力でこんなもん。演奏用テスラならこんなに放電いらないですね。
これぐらいがちょうど良いか pic.twitter.com/rutfcL9CwV
— Hkat (@igbtbreaker) February 8, 2019
結局20VACあたりがちょうど良いという結論になりました。後々スライダックいらないような改造を施す予定です。
20V入力
— Hkat (@igbtbreaker) February 8, 2019
デカコイル
放電距離はちっこいのと大して変わらない pic.twitter.com/oVKS9noSb0
思いつきで以前作っていたデカコイルを今回の装置に置いてみました。20V入力でミニコイル40Vくらいの放電が飛びます。やっぱりQの高いコイルは良いですね~。
私は電気人間だっ! pic.twitter.com/ZxIbEUCJh8
— Hkat (@igbtbreaker) February 8, 2019
いつもの如く蛍光灯をチラチラできます。これは単純にデカコイルだとトロイドが蛍光灯に近いからかと思います。
今後の予定
・現状スライダックで電圧調整をしてますがめんどうなのでそれをいらない構造にする予定です。簡単なのはバックコンバータかな?
・現状ON時間の制限をしていないので音によっては2msとか流れて非常に恐いです。これは回路を追加して制限する予定です。
・制御回路へのノイズ対策。とくに影響は出てないようですが放電中オシロで見るとやばげなノイズが乗るので恐い^^;
・ハードをちゃんとつくる。1次コイルのステーも作ってないもでちゃんとします。